雑念

暑さ寒さも彼岸までというが、彼岸を通り越しても暑さ寒さは続き、それに絶えられる人間になろう。
寒いものの代表例と言えば、オヤジギャグである。
同じギャグでも誰が言うかによってその寒さは異なる。
極寒地獄にも耐えられるよう、自ら進んでその道を進もう。

我母上は、草木花鳥に今非常に興味を抱いている。
しかし残念ながら乏しい我心には入り込む隙間がない。
だが、我母上は、熱心に教えてくださろうとする。

以下、我母上との会話。
母:庭によってきた鳥を指して。
  「あれが『四十雀(シジュウカラ)』だよ」
自分:「じゃあ、自分はまだまだだな」

その後訪れる沈黙。
ちなみに、
母←四十(歳)はとうに越えている
自分←四十(歳)まではもう少し間がある。

このような日常会話が、日々繰り返されるのである。