2005-01-01から1年間の記事一覧

優切身裂

優しくしないで その優しさは とても優しすぎて 一言一言発せられるたび 僕を傷つける 誰にも見えにない その刃 優しいだけに 責めることもできない 優しさと言う刃で 僕をずたずたに 引き裂いていく 正しさを振りかざさないで 少しでいいから 隙を見せてお…

不安増大

不安なの この不安 一体どこから やってくるの 寂しい 寂しい 誰か傍にいて でも誰でもいいわけじゃない 誰がいいの? 分からない 不安を解消してくれる人 寂しさを紛らわせてくれる人 それは一体誰? どこにもいない 探しても 探しても 自分で切り捨ててき…

偽善偽悪

偽善 偽悪 自分を甘やかし 自分を叱咤して 他人の同情をひこうなんて なんて甘い考え 癒し 誰の癒しを求めているのか 何の癒しを求めているのか とにかく構ってもらいたくて 一人ぼっちは寂しすぎて かといって 大勢の中は不安すぎて どこにいても安らげない…

妖髑髏華

髑髏を器に 飾られた華 それは 色鮮やかに 咲き誇ろうとしている 枯れ果てた器 けれども その中で 息づこうとしている 新しい息吹 それは妖しげに 徐々に花開き 死に行きたものと これから活きるもの違いを はっきりと示そうとしている しかし その朽ちたは…

思考停止

どうにもならない 何を考えればいいの 何にも考えられないの とても悩んでいるはずなのに 思考が停止してしまったように 考えることを拒否している 焦りだけが そうただ焦りだけが この身に付きまとい 結局は 何にも出来ずにいる 何にもしたくない 無気力感…

読了本

唯幻論物語 (文春新書)作者: 岸田秀出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/08/19メディア: 新書 クリック: 14回この商品を含むブログ (26件) を見る電車の中でちびちびと読み続けました。読了するのにかなりの日数がかかったのではないでしょうか。 自らの…

言葉砕身

貴方の 冷たい一言が 僕を傷つける貴方の キツイ一言が 僕を傷つけるそして貴方の やさしい一言も 僕を傷つけるやさしい一言は 僕を醜くさせる 醜さを きわだたさせるいいように装った僕を そんな僕に 優しい言葉をかけられてもそんな僕が 余計に惨めになる …

離別惜哀

ここを去っていくのなら 振り返らないで欲しかった もう二度と合うことはない そういう別れだったから 分かれると決めた時 そうなることは分かっていた 未練なんて残さないで欲しい そしてこちらにも へんな期待を持たせないで欲しかった 別れは出会いの始ま…

存在拒否

何をやっても駄目なのだ この存在自体 罪悪でしかない 鬱々とした感情 落ち込み 浮遊しないこの感情は 今時分が存在することを 許しはしない 存在自体の拒否 ではこの自分は 自分は一体どこへ行くのだろう どこにも行けず 何も出来ず それでも這いつくばって…

空の下 そこにあるものは 何? 不思議な 光沢のある ガラス玉のような 丸い物 吸い込まれそうな 空と同じ 透明な スカイブルー 見つめていると 本当に そこに吸い込まれてしまいそうで 僕はそれを 直視できない だけどそれは 不思議と僕を 惹きつける 覗き込…

存在卑下

自分を困らせる物は何? 何故もこんなに 生きづらく 困り果てているのだろう? 考えてしまうのは 自分の欠点ばかり 自分のよくないところ 他人と比較しては 己を卑下している 生きる価値など見出せずに ただその屍として 存在するのみ 生きる屍 ただ個々に有…

毒了本

神様ゲーム (ミステリーランド)作者: 麻耶雄嵩出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/07/07メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 304回この商品を含むブログ (217件) を見るこの話の中での神様の存在。もしも身近に神が存在したならばどうなのだろうか。やは…

表現不明

言葉がない 見つからない 意思はどこ? 自分の意思は 何を考えている? 何を感じている それさえ見つけられない 表現すべきは意思 それをあらわすのが言葉 しかし自分は 見つけられずにいる 考えていることも分からずに 何を話すことができる? 何を語り合う…

収集貼直

散らばった破片を 必死でかき集めて 元の形に 直そうとする 破片は あちこちに散らばっていて そうやすやすとは 見つけられない ああ こんなところにも 小さな破片が まだまだ完成には程遠い これはここ あれは元はここにあったもの そうやって 一つ一つ 延…

縛罪悪感

何もかも 駄目だと 罪悪感 それだけが 支配する 何をすればいい? 何もできない すればやはり 落ち込んでしまうから 生きること 死ぬこと 食べること 息をすること すべてが 罪悪感に繋がる 許さないのは それは自分 自分で自分を 戒め 絡め取って 離さない …

大切物守

大切な物 大事に 大事に しまっておいた物 誰にも傷つけられぬように 真綿でくるんだように ふんわりと ただ眺めるだけどう大切かなんて 何でか分からない でも 見た時から 大切な物だって 直感してた何の役に立つのか そんなこと関係ない ただそこに有るだ…

一人放置

見回せば 僕の周りには 何も無くて ぽつんと一人 取り残されていた 他の人は どこへ行ったの あんなにたくさんいたのに どうして ただ一人 僕だけ まだここにいるの 大勢の中にいて とけこめずに 一人だけ はじき出されて 僕は一体 どこにいるんだろう それ…

不安横行

不安は どこからともなく 押し寄せてきて 自分を 踏み潰す 何が 不安を呼ぶのか 何が 不安をつれてくるのか 逃れるすべもなく ただ為すがままに 操られる 自分 何処かに行ってほしい 楽になりたい 不安よ 何処かへ 逃げて行っておくれ いつも付きまとい 苦し…

Reading Baton

微妙に他所で回ってきたのでやってみました。 ●今部屋の棚に並んでる蔵書の冊数 文庫:500位 漫画:200位 計:700位 ●最後に買った本(マンガ) 文庫:『GOTH』夜の章・僕の章(乙一/著 角川文庫) 漫画:『SIDOH 士道』1巻(高橋ツトム/著 ヤングジャンプコ…

Musical Baton

他所で回ってきたのだが、ここでも書いてみる。●Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)自分が把握している範囲では772MB ●The last CD I bought (最後に買ったCD) 何か、妹が借りてきてMDに落とした曲…

孤独遊戯

ここでも独り そこでも独り どこにいても独り 僕はたたずむ 大勢の中にあってなお よりいっそう 僕は一人なのだと感じる 誰とも合わない 誰にも合わせられない 誰もあわせようとはしない いつも独りぼっちで そのことに慣れようとしてみた けれど時々 無性に…

映鏡己醜

僕を映す鏡には 何が映っているのだろう 僕の外の醜さや 僕のうちの醜さが すべてがさらけ出されそうで 僕はそこを見つめられない どうして見つめられる いや 見つめなおさなければならぬ この醜さを そうして そうしてどうする? 清め改めるのか それが出来…

腐敗物質

腐敗した物体が そこらじゅうに 散らばっている 僕はそれを踏まないように 気をつけて 歩いていく 腐敗して物体が 元はなんだったのか そんなことなど 気にも留めずに ただひたすらよけながら 漂う腐敗臭に 顔をゆがめ 腐敗物から 目をそらし けれど いつま…

無行旅立

苦しみにもがき なお今を生きる 何故生きるのか その意味も分からぬまま 生きることしかできないから 消すことができたら どんなにいいだろう いや それではきりが無い おのれが 消えることができたら どんなにいいだろう 何の不安も無い 無の世界へ 例え快…

周囲皆無

何も無いのかな ほらやっぱり 何も無いんだよ 辺りを見回しても 塵ひとつ 見当たらない 僕を救うものも 何も無い でも 傷つけるものも 何も無いのかな そうだといいな けれど 僕は 傷だらけ こんな満身創痍で 引きずり回される 何も無いところを 何も無いの…

進歩老行

いまあるここを とびだして 何処か他の 場所に行こう それは どこだっていいさ それか どこも思いつかないだけか ここにいるのは嫌で でも ここで甘えていたくて やはり甘え? どこかに 進もうとしないのは 進歩の無い状態 それが 何時まで続くのか 思い立つ…

毒了本

冬のスフィンクス (光文社文庫)作者: 飛鳥部勝則出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/01/12メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (12件) を見る久々に一冊本を読み終えました。 これは夢のか、現実なのか?狭間で起こる謎が二つ。 導入部の退…

時間経過

何をなさずとも ただ 過ぎていく時間 己は一体何を 何をしているのだろうか 思索にもふけらず 運動もせず それでも 時は過ぎていく いつものように 無意味な作業が 繰り返されるのみで 己の怠惰さに 嫌気が差す 思考せよ 行動せよ 思考の停止は 死をも意味す…

風前灯火

いつか 消える灯火が よわいながらも ともっている それは何の明かり 儚げで 頼りなくて それでも何かを 照らしている 暗闇にならぬようにと 足をとられぬようにと そんな炎でも 有ればよいのか 弱弱しいのは 己の希望 今にも消えそうで もうとっくに 消え去…

対人信頼

他人を信頼するか否か 信頼する側にも 責任は生まれる 一方的なものならなお 裏切られたなど 笑止千万 「ボク」を信頼してくれと 願いだされてもなお 信頼するかどうかは 己の自由 確かにこの場合 「ボク」にも発現の責任が 所在するけれども 人はどこまで …