宿題

日記をほったらかしていると、嘗ての夏休みの宿題を思い出す。
最終日まで真っ白だった絵日記。
それが最後まで埋まることはなかった。
幼年の内は、始めの2,3日は書いていたように思う。
けれど年を経るにつれ決して書かなくなった物。
いずれにしても、一度も提出されることはなかった。
数年して出てきた途中までの日記やらノートやらを、書いた部分だけ切り落としてメモ帳へと切り替えた。
さてこのメモ書きはなんなのだろうと、また少しして思うようになる。
判読不明のものやら、アイテムを書いたものやら、時間を書いたものやらと、大掃除をするたびに捨てようか捨てまいか迷うのだが、結局は殆どいらないもの。
いっそ何も残らなければとも思う。