寂しい

寂しい 淋しい さみしい サミシイ
って 心の奥底で どれだけ叫ぼうとも
誰かに 届くだろうか?
何かに 響くだろうか?
ここには何もなく
叫んだ声は 反響せず
ただ虚しく 内部をこだまするばかり
どこかにいるの?
誰かがいるの?
自分を見てくれいるものが
自分が見ているものが
何も見えない
何も聞えない
どこにも進まない この叫びは
本の少し前まで
自分が寂しいんだってことさえ
気付かせてはくれなかった
からっぽ
からっぽ
からっぽの骸が
そこに垂れ下がり
転がっている
穴だらけの空っぽの器
何も埋めはしない
埋めるものが見つからない
本当にそう?
本当にそう?
本当に?
何かに尋ねようにも
答えなどどこにもない