雑念

『じしょうしょうじょ』という言葉がある。
この言葉を変換して『自傷少女』『自称少女』としてみると大きな差が出てくる。
前者は勿論少女であろう。
けれど後者は・・・・・・何者であるか全く分らない。
もしかしたら少女と呼ぶには幾分歳をとってしまった女性か、はたまた、男性(年齢、見栄え指定ないし)かもしれない。
どちらにしろ何か恐ろし気な雰囲気を持つ。

ここで、『しょうじょ』の所を『しょうねん』に置き換えてみる。
自傷少年』『自称少年』
前者は余り馴染みない言葉のような気がする。
後者は『しょうじょ』の時と比べると、かなり恐ろしさが減少するのではないだろうか。

他にも、『せいねん』『だんせい』『じょせい』『ろうじん』などと置き換えることもできるが、『しょうじょ』以上に、その意味の開きに妖しさはないだろう。

ところで、一番最初の『じしょうしょうじょ』に戻ってみる。
この言葉の、後方の『う』を除いて変換してみよう。
あえて、ここでは変換してみせないが、世の男性諸君は、どちらを好む方が多いだろうか。