自分のこと

自分のことを、何も話さないといわれる。
例え話しても上っ面だけだと。
何もない空気のような話。
到底無理な夢のような話。
誰かと誰かの恋愛話。
今まで辿ってきた生き様の話。
どれを聞きたい?
どこまで聞きたい?
どれも同じ。
何もかも空疎で話すに値しない話だから。
重要な話なんて、何一つない。
だから、誰にも話したことなんてない。
話しなれてない。
聞きたかったら聞いてくれ、何が好きだとか。
そんなこと、考えることじゃない。
だけどきっと答えられない。
好きなものを一所懸命探してる。
だけどそれって、本当に好きなもの?
でもきっとそれでいいんだ。
すぐに答えさえ返ってきて、話が弾んでいけば。


嫌いなものでも聞いてくれ。
ホントにすぐに答えられそうだ。
だけど答えない。
それが(ルール)だから。
誰かを傷つけるようなことは、言ってはいけない
暗黙の了解。