助言

誰かにいてもらいたい言葉がある。
でもきっと誰も言ってはくれない。
自分の中で反芻する言葉。
それはとてつもなく自慰的なもの。
それでも一瞬は和むことができる。
自分もきっと、誰にも言わない言葉。
例え誰に問われようとも。
問いさえも、禁忌(タブー)とされることもあるのに。
どうして答えることが出来よう。
自分が辿り着いた答えを、誰かに補強してもらいたくて。
自分自身にもっと自信をもてたら、
その磁針が指し示す方向は、揺るぎない。
それが出来ない甘さ。
それは、救うようで、どん底まで叩き落すものだから。
着火した爆弾が、いつ爆発するのか。
両手で持って眺めている。