こんな日々が続いたとしても

出かける気にもならないのに、早朝に目が覚める。老化の徴候か。いや、休日にも関わらず提示に目が覚めるのだから、規則正しい生活というべきか。
空はどんより曇り模様。部屋にはこたつと蜜柑を用意。ひきこもりにはうってつけの日か。
色々自分に言い聞かせてみる。心の中だけではなく、たまには独り言でも、テレヴィに向ってでもいいから、口を開いて音を発するべき。例え唸り声にしかならなくても。いっそ、遠吠えでもしてみようか。そのほうがスッキリするかも。でもまだ恥じらいがあって実行できない(遠吠えは)。独り言はきっと気付かぬうちに言っている気がする。しかし、顎を動かす筋肉を使い、上唇と下唇を引き離すのも億劫になる。テーブルに(といってもこたつ)肘をつき、その掌に顎を乗せて微動だにせずにいると、何か深く考え込んでいるようにでも見えるだろうか。実際、頭の中が何処かに行ってしまっているようでも。何時還って来るのかは解らない。何時旅立ったのかも知らない。