いつからここに

気がつけばここに
いつから留まっているのだろう
先に進まなければと
いつからか焦っていた
けれどそれに気づいたとき
自分はたたずんでいた
自分はどこへイきたいんだろう
本当にどこかへイきたいのだろうか
もしかしたら
どこにもイきたくないのかもしれない
許されるなら
でもそんなこと・・・
怠慢でしかないと
内から突き上げる思いは
許しはしない
けれど思いだけではどうにもならない
焦れて 
焦れて
焦れても
停止した思考では
どこのも進まない
その停止こそが
諸悪であっても
断ち切れぬ根源を
探らねばならぬ
その根源を
それさえもままならぬ