好き嫌い

嫌いな物、嫌いな事、嫌いな人。
それは沢山ある。
嫌いな物を何としても食べなければならない時。
嫌いなことをどうしてもしなければならない時。
嫌いな人と何かを一緒にせねばならない時。
どうしても苦痛が伴う。
好きになれれば問題ないかもしれない。
無理に好きになる必要なんてない。
嫌いな物を好きだと自分に思い込ませることも、しんどい事だ。
嫌いな物をなくす必要なんてない。
『嫌い』『嫌い』と家の中で連発してたら(流石に外では思ってても言わない、言えない)、『嫌い』『(いや)』ではなく『苦手』と言いなさいと親に叱らる。
聞かされる方は、その方がマシなのだろうか。
でも同じこと。個人的な魔揶化(まやか)しだ。
いい年こいてまだまだ反抗期の続く(いつまで続くんだ?)自分は『嫌い』と言いつづけている。
『嫌』ってもならず、『好』にもなれなければ、無存在化するしか思いつかない。
それは一番、(むご)いことだ。