目覚めるとき

いざ起きなければならないという時間まで、まだ少しある時。
寝ているのか起きているのかわからない行ったり来たりするのもなかなかいい。
けれども、寝入りそうになった瞬間を目覚まし時計にたたき起こされるのは、少し気分が悪い。
だがその瞬間・瞬間見る短い現実に近いような夢と現実の往来はどこか惑わされそうで危うい感覚もある。
ただ、そんな状態もなしに、深い睡眠からいきなり目覚ましにたたき起こされるのもいやだから、たいていは目覚ましより先に目覚めて、ベルが鳴るのを待っている。
一番いいのは起きなくていいとき。
でも平日そんな日はありえないから、何とか気分よく目覚めたい。
暖かくなれば布団恋しさもなくなって、少し和らぐのだろうか。
快適な睡眠。それが欲しい。